【青森市】昭和中期の青森を再現『青函連絡船メモリアルシップ 八甲田丸』

◯概要
青函ワールドは昭和30年代の青森の街の姿や青森駅の光景などをジオラマ化した世界に一つしかない貴重な資料です。
同ワールドは財団法人日本海事科学振興財団の「船の科学館」が東京お台場に青函連絡船「羊蹄丸」を平成8年3月23日に公開展示した際に作られました。
その羊蹄丸が平成23年9月に公開展示を終えた後に「一般社団法人えひめ東予シップリサイクル研究会」愛媛県新居浜市在に譲渡され、愛媛県新居浜市で平成24年4月27日から6月10日までに公開展示され、その後シップリサイクル研究等のため、解撤されることになりました。
青森市はこれを機に「青函ワールド」を、同市で公開展示したいと願いました。さらに、全国並びに市民から同ワールドの保存を求める要望もあり、本市への譲渡を「一般社団法人えひめ東予シップリサイクル研究会」に申し出たところ、同会から御快諾いただき公開展示が実現しました
今回紹介する八甲田丸は元々お台場の「船の博物館」内の展示が移ってきたもののようです。同資料館は八甲田丸内の設備が見れる他、昔の青森の風景をジオラマで感じることができる資料館となっています。
今は新幹線や飛行機などを使ってでも青森から北海道へ行くことは可能ですが、昭和初期は船で渡るしかありませんでした。
◯基本情報
・入場料
大人・・・150円
高校生・中学生・・・310円
小学生・・・110円
・開館時間
4月〜10月・・・9:00〜19:00
11月〜3月・・・9:00〜17:00
・休館日
4月〜10月・・・無し
11月〜3月・・・月曜日, 12/1, 1/1, 3月第二週の月〜金曜日
・アクセス
〒038-0012
青森県柳川一丁目112番15地先
◯まずは青森市の雰囲気を!




順路を辿っていくと、まず最初に展示されているのが昭和30年代の青森駅前を再現したジオラマです。ただただ展示があるだけでなく、館内のBGMも話し声や生活音が流れており雰囲気を限りなく近づけていました。
面白いことに一部のマネキンには名前とプロフィールが書いてあるので青函ワールドに入り込みやすいかも…
◯次は青函鉄道連絡船の世界に!
次は80年間青森と函館を結んだ連絡船の中を知ることができます。こちらもマネキンで当時の様子を再現しています。当時の船長室や豪華な客室もあり、小道具も細かく設置されているのがわかります。
◯最後に
今回訪問した八甲田丸は船内で当時の昭和中期の青森を細かく再現しており、歴史好き(特に昭和)にはおすすめな資料館となっています。
※写真左は八食センターでの海鮮。右は青森空港で食べたみそカレー牛乳らーめん。