【河口湖町】大自然が生み出した奇跡『西湖コウモリ穴/クニマス展示館』

○概要

富士山麗の溶岩洞穴中最大規模

 この洞穴は、比較的大規模な支洞をもち、総延長350メートル以上に及び、富士山麗の溶岩洞穴中最大規模のものです。

 洞穴内部には、富士山の噴火で流れ出た溶岩が外気にふれ、爆発成分(ガス)を発散しながら固まるとき、洞穴内部の内面に鍾乳石や縄状溶岩などがつくられました。

 洞穴内の温度は、他の洞穴とは異なり、夏もそれほど冷気を覚えず、冬温暖であるため、過去においては、多数のコウモリが冬眠の場所として生息していました。しかし、その後の周辺の開発や、洞穴への無差別な立ち入りにより、一時は絶滅寸前にまで追いやられました。現在ではコウモリの保護区域が出来たことで、毎年少しずつコウモリの数が増えるようになりました。

 

 今回紹介する施設は名前の通り、コウモリが生息する洞窟です。コウモリが間近で見ることは出来ないので噛まれる心配などはありません。

 

 コウモリ穴に入る際の服装は洞窟内が狭くなっている部分が一部あるので念のため長袖・長ズボンで行く方がいいかもしれないです。頭を守るためのヘルメットを無料で貸してくれます。

 

 コウモリだけでなく、近くにある西湖で70年ぶりに発見されたクニマスに纏わる展示も行っています。一時期、さかなクンが発見したという事でニュースを賑わしていましたね。

 

 コウモリ穴は国の天然記念物に指定されており、クニマス展示館では実際に生きているクニマスを見ることが出来ます。Wでお得な資料館です。

 

○基本情報

・入場料金

 西湖コウモリ穴 一般(高校生以上) 300円 小中学生 150円

 クニマス展示館 無料

・休館日

 水曜日

 12月1日~3月19日はコウモリ穴が入館不可

・営業時間

 9:00~16:30(12月~2月の期間はコウモリ穴入洞16:30まで クニマス館入館16:00まで)

・アクセス

 〒401-0332

 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068

 (河口湖駅より西湖周遊バスに乗り「西湖コウモリ穴」下車)

 

 

○まずはコウモリ穴へ

 入場料を払うとヘルメットを渡されます。洞窟内は狭い道があり頭をぶつけることが何回かありました笑 先を進むと柵で囲まれた洞窟が姿を現します。先述したように実際にコウモリを見ることは出来ません。

 

 洞窟内は冬でも夏でもそれ程温度が変わらずコウモリの生息地としてピッタリな洞窟となっています。近くにある氷穴・風穴はかなり寒いですがこの洞窟は全然寒くありませんでした。何故なのでしょうか・・・?

 

 階段を下りていくと、溶岩ドームがあります。ガスに押し上げられドーム状になったそうです。

 

 更に進むと、狭い道(上の写真)があります。しゃがんでやっと進めるくらいの狭さです。

 

 一番奥はコウモリの保護区域となっており先に進むことは出来ません。

更に12月1日から3月19日の間はコウモリが冬眠をするため洞窟自体に入ることが出来なくなります。

 

 コウモリ穴内のコウモリは一時期絶滅に追いやられましたが、保護活動を90年代から始めたことによりコウモリの数は約665頭にまで回復したようです(2012年時点)。

 

○偶然発見された奇跡の魚『クニマス』

田尻湖で絶滅、70年を経て西湖で発見

 今から70年前ほど前に秋田県田尻湖で絶滅した魚、クニマスが2010年に山梨県西湖で発見されました。1935年に放流されたものが、人知れず命をつないでいたのです。この発見は大きなニュースになり、クニマスは「奇跡の魚」と呼ばれました。

 クニマスは世界中で田尻湖にしかいませんでしたが、人々の生活にかかせない魚でした。現在は人々が湖畔で生活をいとなんでいる西湖だけに生息しています。

 

 2010年に発見されたクニマスに纏わる展示、西湖に住む魚たちの展示が行われています。また、隣にあるコウモリに纏わる展示、ミュージアムショップもあります。

 

 館内には西湖の自然を再現した水槽内でクニマス・ヒメマスなどの魚を見ることが出来ます。クニマスの歴史・研究についてもビデオやパネルを使って説明がされています。

 

 そもそも何故、秋田県の田尻湖にいたクニマスは絶滅したのでしょうか。

 

 1940年に秋田県での電力不足を背景に水力発電所が建てられたことが起因となるそうです。田尻湖からの水を使い発電をしていたのですが、水力をさらに補うために近くを流れる玉川の水を引いたのですが、その水の中に玉川温泉の強酸性の玉川毒素が含まれていました。

 

 地元の人にも玉川毒素は魚を殺し田畑を殺すとして恐れられていたのですが、それが含まれていたために田尻湖ではクニマスを含む多くの魚が死に追いやられてしまったそうです。

 

 最終的には玉川毒素に含まれる酸性が原因で発電所事態も劣化する事態となってしまいました。

 

○さいごに

 コウモリ穴周辺は豊かな自然があり、非常に心地の良い場所でした。近くには氷穴・風穴、青木が原樹海などなど楽しめる場所が一杯あります。個人的には夏に行くのがおすすめです!

 

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