【利尻町】ニシン漁の町『利尻町立博物館』

◯概要
利尻町博物館は、利尻島に関する資料を収集、保存し、研究活動にもとづいた普及・教育活動を展開することを目的としています。資料の保管、日常的な調査研究の他、各種展示、講習会や観察会、研究紀要の発刊などを行なっています。
同博物館は1977年に宗谷バス営業所を工事した際に多くの古物が発掘されたことがきっかけとなりました。今では利尻島に関する資料が7.6万点を数えるコレクションが保管されています。
利尻島の名前の由来はアイヌ語の「リイ・シリ」=高い・島という意味からきているようです。
◯基本情報
・入場料
一般:200円
高校生以下:無料
・開館時間
9:00〜17:00(最終入館時間:16:30まで)
・休館日
月曜日・祝日の翌日・年末年始
・アクセス
〒097-0311
北海道利尻郡利尻町仙法志字本町136
◯『夢の浮島』利尻島の自然

利尻島には植物・動物、多様な自然があり明治時代から様々な分野の研究者が訪れてきました。利尻島は日本では最北の島ではありますが、北海道本島とは異なり冬は−10℃を下回ることは少なく過ごしやすい環境になっています。
利尻島は約20万年前からの火山活動によって島が形成されていきました。利尻島には観光地になっているような沼が4つあり、これも火山活動の賜物です。
◯二シン漁の島『利尻』


利尻島は豊かな海洋資源で栄えてきました。江戸時代からタラの漁をしていましたが、明治時代に入ると石川県や富山県などから出稼ぎの漁師が増加しており、1991年まで漁獲をしていました。
江戸時代に書かれた『西蝦夷地日記』にはタラ漁以外に二シン、タラコなどが書かれておりアイヌ人と和人との交易の場としても使われていきました。ニシンについては一攫千金を求めて多くの人が移住してきました。
◯最後に

今回訪れたのは北海道本島の横にある利尻島でした。めったに名前は効かない島ではありますが、きれいな自然・美味しい食べ物が多いので一度は訪れてほしい観光地です。