【葛飾区】昭和にタイムスリップ!?『葛飾柴又 寅さん記念館』

○概要

 「男はつらいよ」の始まりはテレビドラマでした。少年時代に憧れたテキ屋の思い出話を生き生きと語る渥美清の姿に魅了された山田監督が、イメージを膨らませて、旅暮らしフーテンの寅、いつもその兄を案じている妹さくら、参道で団子屋を営むおいちゃんおばあちゃん、近所の人々が織りなす下町情緒あふれる物語を紡ぎだしました。

 ドラマが「フーテンの寅がハブに噛まれて死んでしまう」という最終回を迎えると、テレビ局に抗議が殺到。感銘を受けた山田監督が映画化を企画し、翌年1969年8月に映画『男はつらいよ』が公開されました。そして、1997年までに特別篇を含む49作品が製作制作され、国民的人気シリーズとして、今でも愛され続けています。

 

 今回訪れた博物館は『寅さん記念館』です。1968年からフジテレビでドラマが始まり、今でも熱狂的なファンがいるレジェンド級のドラマですよね。

 

 名前の通り寅さんの世界を再現しています。寅さんの舞台となった帝釈天たいしゃくてん参道を細部までこだわった再現度の高いジオラマを展示しており、寅さんを見たことない方でも楽しめる施設となっています。

 

○基本情報

・入場料金

 一般 500円 児童・生徒 300円 シルバー 400円

・営業時間

 9:00~17:00

・休館日

 第3火曜日(祝日・休日の場合は直後の平日) 12月の第3火・水・木曜日

・アクセス

 〒125-0052 葛飾区柴又6丁目22番19号
 葛飾柴又寅さん記念館(葛飾区観光文化センター内)

 (北総鉄道新柴又駅 徒歩12分)

○プロローグ

 まず初めに寅さんの少年時代から旅に出て葛飾に戻るまでの流れを、寅さんの妹 さくらのナレーションと共にジオラマで辿っていきます。ボタンを押すことで箱の中のジオラマが稼働します。

 ジオラマ内のセット、光の使い方、効果音、どこをとっても素晴らしく感動します。

 

 ジオラマを囲んでいる新聞紙は其々の時代の記事が掲載されています。有名な事件もあったりして、こんな事件があった時、寅さんはこんなことしてたのかって思いました。

 

 次は「くるまや」の中を観ることが出来ます。実はここで使われているセットは実際に撮影に使われたものだそうです!松竹の大船撮影所[1]1936年から2000年まで神奈川県大倉市大船にあった撮影所閉鎖と共に移設してきたのだとか。

 

 このセットは第1作から第49作まで撮影に使われていました。撮影が終了した後、解体して28年間倉庫に保存していたのを引っ張ってきたそうです。こんな長期間あったら処分されていた可能性もありそうですよね・・・。

  

 「くるまや」の次はタコ社長の「朝日印刷所」のセットが再現されています。このセットは実際に使われたものなのかは特に記載がなかったので分からなかったです。ですが、活版印刷機は本物が展示されているようです。

 

 放送回数を重ねていくことに、印刷業界からイメージアップの為にオフセット印刷機も入れてほしいという要望があったそうです。その要望に合わせて「オフセット印刷室」のドアをセットに取り入れたという裏話があります。

 

○細部までこだわったジオラマ

 更に進むと「わたくし生まれも育ちも葛飾柴又です」のコーナーがあります。ここは昭和30年代(1950年代)の帝釈天参道の街並みを再現しています。今は無くなってしまった下町商店街を表現しています。

 

 ジオラマに仕切りがないので物凄く間近で見ることが出来ます。建物一つをピックアップして写真を載せていますが、部屋の中の細かい小道具にまでこだわっているのが分かってもらえるかと思います。

 

○帝釈人車鉄道物語

 柴又駅の始まりは人車鉄道[2]別名:人車軌道 人が客や貨物を押す鉄道の駅だったそうです。鉄道が開かれた理由は帝釈天への参詣者が多かったからです。また、明治30年に上野と繋がる金町駅が開業し金町からの参詣者を見込んだからだそうです。

 

 この人車鉄道は縁日があると1万人の乗客を乗せるほどの盛況でしたが大正2年(1913年)10月21日に京成電気軌道株式会社が柴又・金町間を開通したのを期に電気による鉄道へ姿を変えました。

  

 人車は片道5銭で今なら1000円以上の乗車賃だったんだとか。今だったら金町駅から柴又駅まで3分130円でいけるので歩いたほうがいいんじゃないかと・・・。

 

○さいごに

 以上が寅さん記念館でした。雰囲気もとてもよくかなり長居してしまいました。当資料館は『寅さん記念館』と『山田洋次ミュージアム』と併設されています。『東京物語[3]1953年に公開された日本のモノクロ映画』など数多くの名作を生み出した山田洋次監督に因んだ資料館で『寅さん記念館』と同じチケットで入れるので是非寄ってみてください。

 

 また、TORAcafeもあるので一休みする際にこちらも是非寄ってみてください。コーヒーやメロンソーダなどのドリンクとケーキを楽しむことが出来ます。中には寅さんグッズもあるので興味のある方は是非!

 

○公式HP

寅さん記念館

  

○脚注

○脚注
1 1936年から2000年まで神奈川県大倉市大船にあった撮影所
2 別名:人車軌道 人が客や貨物を押す鉄道
3 1953年に公開された日本のモノクロ映画

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